皆さんこんにちは!
e-専門学校ガイド編集部です。
【なるには教室 資格取得編】第3回は「幼稚園教諭の資格をとるには」について説明したいと思います。「子どもたちが好き」「子どもの成長をサポートする仕事がしたい!」というあなたは必見です!幼稚園教諭の資格はどのように取ればよいのかをご説明します。
■幼稚園教諭資格をとるために学ぶことは?
子どもが好きな人の中には、幼稚園教諭の仕事に憧れる職人も多いのではないでしょうか?幼稚園教諭は、幼児の教育に携わる仕事。「子どもの生活習慣を養う」役目があります。幼稚園教諭の資格を取るためには、子どもの教育と保育について幅広く学んでいくことが必要です。
保育の本質・目的への理解
・社会福祉とは何か
・児童福祉とは何か
・保育とは何か
・親子関係やきょうだい関係
など
子どもへの教育方法
・教育の原理について
・教育の心理学について
など
子どもに合わせた指導方法
・子どもへの話し方
・音楽や図画工作のスキル・指導方法
・障害を持つ子どもへの指導方法
など
子どもの健康への理解
・子どもの体と健康について
・食と栄養と体とのかかわり
など
人間の心理への理解
・子どもの心理について
・子どもと親御さんの心理とコミュニケーション方法
など
一般的な教養
・憲法
・外国語コミュニケーション
など
幼稚園教諭と保育士の違いを知ろう
また、子どもと接する仕事として、幼稚園教諭と似たイメージが持たれる保育士があるかと思います。この2つの職種は明確に区別されていますよ。
幼稚園教諭の役目:教育
「教育職員免許法」に基づく国家資格で、文部科学省が管轄しています。
保育士の役目:生活習慣を養う
「児童福祉法」に基づく国家資格で、厚生労働省が管轄しています。
■幼稚園教諭資格はどうやって取るの?
では、幼稚園教諭の資格を取るにはどうしたらよいのでしょうか?
幼稚園教諭の資格を取るには、2つの方法があります。1つは、進学して卒業と同時に資格を取得する方法。もう1つは、試験を受けて合格する方法です。
[ 1 ] 幼稚園教諭養成施設を卒業する
幼稚園教諭養成施設に認定されている専門学校・短大・大学で指定のカリキュラムを学び、卒業すると同時に、幼稚園教諭の資格を取得することができます。学校で学んだ人は、国家試験の受験が免除されているのです。
[ 2 ] 幼稚園教員資格認定試験に合格する
試験を受け合格すると、幼稚園教諭の資格を取得することができます。試験を受けるには、保育士になった後、3年以上の実務経験を経ている必要があります。
幼稚園教諭の資格には3種類ある
学校を卒業すると、試験を受けずに取得できる幼稚園教諭の資格。それともに、幼稚園教の資格を保有していることを示す「免許状」を受領することができます。
幼稚園教諭の資格には3種類あり、卒業した学校の種類によって、免許状の呼び方が変わってきます。
幼稚園教諭一種免許状
4年制大学で幼稚園教諭養成課程を受け、所定の課程を修了して大学を卒業すると取得できる免許です。
幼稚園教諭一種免許状
短期大学、あるいは文部科学省が定める専門学校・養成学校で幼稚園教諭養成課程を受け、所定の課程を修了して卒業すると取得できる免許です。
幼稚園教諭専修免許状
大学卒業後、大学院に進み、修士課程または専攻科で学ぶと取得できる免許です。
3種の免許はどこで学んだかを表すもので、仕事の内容の違いはありません。ただし、一種免許を取得しているとキャリアを積みやすくなります。「園長として働きたい」「保育業界の企業に勤めたい」という人は一種免許の取得を考えるとよいでしょう。
また、二種免許から一種免許に切り替えをすることもできますよ。二種免許を取得後、経験を積んで一種免許への切り替えを考えることもあるでしょう。その際には、5年以上の実務を経験し、大学の公開講座や通信講座を受けて必要な単位を取得しましょう。
■専門学校で学ぼう!そのメリットとは?
「少しでも早く実践の場で活躍したい」「早くスキルを身に付けて、子どもたちの教育に携わりたい」そう願う人は、専門学校への進学をおすすめします。
2年制の専門学校の場合、短期間に幼児教育に関する専門科目を学ぶことになります。そのため、4年制大学に通うよりも早く現場に出ることができますよ。
学校を選ぶ際のポイント
「幼稚園教諭」だけでなく、子どもと接する仕事に興味がある人は、学校を選ぶ際に「文部科学省」と「厚生労働省」の指定を受けている学校を選ぶのがおすすめです。なぜなら、2つの省の認定を受けた学校で所定の単位を履修すれば、国家試験を受験することなく「幼稚園教諭免許」と「保育士資格」、そして「専門士称号」を一挙に取得することができるのです。
幼稚園教諭の仕事は、教育を通して幼い子どもたちを教育するという大切な役割を担っています。専門学校でしっかりスキルを学び習得した2年後には、あなたは大好きな子どもたちに接することができる立派な幼稚園の先生へと成長しています。
幼稚園という活躍のステージで、日々、子どもが成長していく様子に喜びを感じることになるでしょう。
多くの子どもたちから、そして、親御さんたちからも信頼され、愛される先生になって、人生を楽しんでくださいね。
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