皆さんこんにちは!
e-専門学校ガイド編集部です。
【なるには教室】第49回は香りによる癒しのスペシャリスト、「アロマテラピストになるには」について説明したいと思います。
アロマテラピーとは、天然の植物から抽出されたエッセンシャルオイルという精油を使い、心身の不調を和らげストレス解消を促す芳香療法です。その施術を行うのがアロマテラピストであり、アロマセラピストと呼ぶ場合もあります。
今回は香りの力でリラックスさせ心と体をケアするエキスパート、アロマテラピストについて詳しく見ていきましょう。
■アロマテラピストの仕事ってどんなことをするの?
アロマテラピストの仕事は、アロマテラピーの専門知識をもとにしたリラクゼーション法を使って自然療法を行うことです。さまざまな精油のなかからその人の症状に合わせてオイルを選定し、調合して使用したり利用に関するアドバイスをしたりします。
アロマテラピストはアロマトリートメントサロンやリラクゼーションサロン、スパ、エステサロン、ブライダルサロン、整骨・鍼灸院などで施術を行います。近年ではストレスを感じる人の急増から、癒しを求めてリラックス効果のあるアロマテラピーの需要も高まっています。
アロマテラピーのなかでもポピュラーな施術はアロマトリートメントです。ボディやフェイシャルにトリートメント技術を施すもので、最近ではリンパドレナージュといって、リンパの流れを手技によって活性化させる施術を併用させるメニューにも人気が高まっています。
医療現場でも活躍が期待されるアロマテラピスト
アロマテラピーは、フランスの調香師であり研究者のルネ=モーリス・ガットフォセを創始者とする芳香療法です。既にフランス、ベルギーなどでは医療行為として認められており、ここ日本でも地域医療にアロマテラピーを役立てようという動きが出てきています。
香りの刺激は嗅覚器から脳へと伝わることで、自律神経や内分泌系に働きかけるといわれ、老若男女問わず不安やストレス、痛みの緩和に効果が期待される傾向にあります。このように、アロマテラピストはサロンやスパなどだけでなく、今後は医療の現場へ進出していく可能性が大いにある職業です。
■アロマテラピストになるにはどんな資格が必要?
では、アロマテラピストになるにはどうしたらよいのでしょうか。
アロマテラピストになるために、特別な資格というものは必要ありません。
しかし、心身に影響を与える可能性のあるアロマテラピーを行うには、安全で正しい精油の知識を持って施術にあたることが必要となります。
そのためにはアロマテラピーのメカニズムや歴史、精油学や衛生学、ボディ・フェイストリートメント理論などをトータル的に学習でき、在学中に資格も取得できる養成施設や専門学校で勉強することは非常に有効です。
アロマテラピストの民間資格には、これらがあります。
・公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)主催 アロマセラピスト
・公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)主催 アロマテラピーインストラクター
・公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)主催 アロマテラピー検定
・日本アロマコーディネーター協会(JAA)主催 アロマコーディネーターライセンス
・日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)主催 アロマヒーリングセラピスト
・日本インストラクター技術協会(JIA)主催 アロマオイル士認定試験
詳しい受験資格などについては、各関連機関のホームページなどで確認しましょう。
■どんな人がアロマテラピストに向いている?
アロマテラピストは人を癒すことを必要とされる職業のため、自然な優しい雰囲気がある人や落ち着いた物腰の人が好まれます。また世話焼きでホスピタリティの精神が強い人、カウンセリングで話をじっくり聞くコミュニケーション能力を持つ人もアロマテラピストに向いているといえるでしょう。
なおアロマテラピーの技術や知識は日進月歩で進化しているため、そうしたスキルなどの吸収に対して向上心があり、自分を高める努力を怠らない人もアロマテラピストに向いているといえます。
アロマテラピストとは、香りによって人を癒し、元気を取り戻させることができる魅力的な仕事です。ストレス社会の緊張感を和らげることで地域に貢献できる可能性もあり、資格を持つことによって将来的には独立してサロンを開業することもできます。
アロマテラピーの専門的な知識や技術などを身に付けて、あなたもぜひアロマテラピストを目指してみてはいかがでしょうか。
アロマテラピストを目指すならこちらもチェック
エステティシャンについて知りたい方はこちらをチェック
美容師について知りたい方はこちらをチェック
フラワーコーディネーターについて知りたい方はこちらをチェック