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【なるには教室】第30回『自動車整備士になるには』

皆さんこんにちは!
e-専門学校ガイド編集部です。

【なるには教室】第30回は自動車をメンテナンスするスペシャリスト、「自動車整備士になるには」について説明したいと思います。

自動車整備士とは、自動車に関する専門知識や技術を持ち、車の安全を守る仕事です。国家資格でもあり、ドライバーが安心して自動車に乗れるように定期点検や整備を行います。

整備士

自動車整備士の仕事ってどんなことをするの?

自動車整備士の仕事は、故障、トラブル、メンテナンスなど自動車の整備や点検・修理をすることです。

整備する自動車の種類は普通乗用車を始めトラック、バス、バイク(自動二輪車)などさまざまで、自動車整備工場やカーディーラー、カー用品店など多種多様な勤務先で働くことが可能です。

現代社会は自動車を安全・快適に使用することが不可欠で、事故に直結する恐れのある車のメンテナンスを任される自動車整備士は責任重大。もし整備不良のまま自動車が走行すれば、ドライバーのみならず歩行者など多くの人を危険にさらしたり、最悪の場合は命を奪う事態になりかねません。

自動車整備士は法的には資格を必要とされませんが、人や車の安全を守るという事情もあり、国土交通省が実施する自動車整備士技能検定に合格することを条件としている求人が多いのが現状です。

また自動車整備士は車を精確に整備することに加え、オーナーに分かりやすく問題や状況の説明をしたり、故障や事故に発展しないよう具体的なアドバイスを行ったりすることも大切な仕事となります。

今後ますます需要が高まる自動車整備士

現在自動車業界は、整備士の人材不足という大きな問題を抱えています。

一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会のアンケートによれば、整備事業者のうち約5割が整備士不足であると答え、その中でも約2割の事業者が、既に不足により支障をきたしていると返答しています。

その要因には少子化や若者の車離れ、将来選択肢の多様化などにより自動車整備士を目指す若者が減っていること、高齢化による従来整備士の引退など、色々な事柄が挙げられます。
そのため、近年では外国人整備士の受け入れも進んできているという状況です。
また女性整備士が働きやすい環境づくりのガイドラインが策定され、自動車整備業界でも女性の活躍を推進する動きが本格化しています。

こうした理由から、自動車整備士の有効求人倍率が年々上昇しており、はっきり言って自動車整備士は仕事に困るということがありません。
平成 30 年度調査における総整備売上高は5兆5,295億円となり、前年度と比較すると 420億円増。都市部に限らず地方にも相当数の自動車整備工場がありますし、移動手段が車に制限される地域では、自動車整備士の需要は限りなく高いといっても過言ではないでしょう。

たとえば家の近くで仕事を得たいと考えている場合、自動車整備士は需要と職場の立地条件上、その希望を叶えやすい職業の1つです。何より自動車通勤しやすい環境ですから、車好きにはたまらないのでは?

自動車整備士になるにはどんな資格が必要?

では、自動車整備士になるにはどうしたらよいのでしょうか。

先ほど自動車整備士は法的には資格を必要とされないと説明しましたが、自動車整備士になる一般的な方法は、国が定めた専門学校など、受験資格が得られる自動車整備士養成施設を卒業することです。

自動車整備士の種類というのは、大きく分けて一級、二級、三級及び特殊整備士に分類されます。それぞれの級に要求される技能のレベル、自動車整備士の種類は次の通りです。

[ 1 ] 一級自動車整備士
《二級自動車整備士より高度な自動車の整備ができること》
・一級大型自動車整備士
・一級小型自動車整備士
・一級二輪自動車整備士

[ 2 ] 二級自動車整備士
《自動車の一般的な整備ができること》
・二級ガソリン自動車整備士
・二級ジーゼル自動車整備士
・二級自動車シャシ整備士
・二級二輪自動車整備士

[ 3 ] 三級自動車整備士
《自動車各装置の基本的な整備ができること》
・三級自動車シャシ整備士
・三級自動車ガソリン・エンジン整備士
・三級自動車ジーゼル・エンジン整備士
・三級二輪自動車整備士

[ 4 ] 特殊自動車整備士
《各々の分野について専門的な知識・技能を有すること》
・自動車タイヤ整備士
・自動車電気装置整備士
・自動車車体整備士

各整備士資格取得には国土交通省が実施する「自動車整備士技能検定試験(検定試験)」の学科試験と実技試験の両方に合格する必要がありますが、国の指定する整備士専門学校など所定の課程を修了した場合は実技試験が免除となり、学科試験に合格すれば、資格を取得することができます。

自動車はエンジンや電気系統、操縦や制動、動力伝達などの複雑なメカニズムを持っています。

そのため、整備や点検には専門的な知識や技術の修得が必要となります。近年では自動車のハイテク化に伴い、より高度な電気・電子系統の知識も求められています。

受験資格取得のため見習いとして自動車整備工場に就職するという手段もありますが、高度な知識まで効率よく学習するためにも、国の指定する自動車整備の課程がある専門学校に入り、在学中に整備士資格を取得しておく方がベターといえるでしょう。

なお就職に役立つ資格には、自動車整備士(大型・小型・二輪)(国)、アーク溶接技能者、ガス溶接技能者(国)、危険物取扱者(国)、低圧電気取扱者(国)、ガソリン自動車整備士(国)、中古自動車査定士、塗装技能士(国)、日本損害保険協会代理店試験、自転車技士、自転車安全整備士などがあります。
※(国)=国家資格

詳しい受験資格などについては、各関係機関のホームページなどで確認しましょう。

どんな人が自動車整備士に向いている?

自動車整備士は屋外に近い環境下、夏は暑く、冬は寒い中での作業です。そのため、第一に自動車のことが好きでないと務まらない仕事といえるでしょう。

パーツは重く、姿勢もかがんだり寝そべったりと体力を必要とします。地道な作業も多く、埃やオイルにまみれることも必至です。車が好きで好きでたまらない、自分で車がいじれるようになりたいという一心で、自動車に関わっていくという姿勢が必要となってきます。

ちなみに、場合によっては自動車整備士も営業に力を入れる会社もあり、またオーナーの相談に乗ったり、仲間と連携して働く上でのコミュニケーション力を求められます。

スキルや知識だけでなく、そうした「話す力」や「表現力」、ある種の愛嬌も持ち合わせることで、より仕事の幅を広げていくことができるでしょう。

自動車整備士とは、車のトラブルから乗車する人や歩行者の命を守り、自動車の最新技術にも触れられる、とてもやりがいのある仕事です。
ここしばらくは就職に困らず安定した仕事であり、自動車好きにはたまらない職業でもあります。
あなたもぜひ自動車整備士を目指してみてはいかがでしょうか。

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