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【なるには教室】第26回『アニメーターになるには』

皆さんこんにちは!
e-専門学校ガイド編集部です。
【なるには教室】第26回はアニメーションに生命を吹き込むスペシャリスト、「アニメーターになるには」について説明したいと思います。

一時に比べてゴールデンタイムのTVアニメは減ったとはいえ、現在アニメ番組は1クール(3ヶ月)で60〜70本を超えるコンテンツが放映されています。年々増加傾向ともいわれ、製作費も1クール=12話で2〜3億円強!しかもオープニングやエンディングの制作コストは別に予算を組まれるため、さらに莫大なお金をかけて作られているのが現状です。

そんなアニメ業界に憧れて、アニメーターを目指す人は後を絶ちませんね。今回は、高校生がなりたい職業でも根強い人気の、アニメーターについて詳しく見ていきましょう。
アニメーター

アニメーターの仕事ってどんなことをするの?

アニメーターの仕事は、アニメーション制作におけるキャラクターや背景などの絵を描くことです。
TVや映画などに限らず、ゲーム、WEBの世界でもアニメーターは活躍しており、その需要はますます広がりを見せています。

アニメーションを滑らかに動かすためには膨大な枚数の絵が必要とされ、アニメーターは少しずつ違う絵を順を追って描いていくという地道な作業をしなければなりません。

新人がまず担当するのはこの「動画マン」と呼ばれる職種で、物語の主軸となるような登場人物の決めポーズや印象的なシーンとシーンの合間を埋める作業、いわゆる動画(中割)を受け持ちます。
そしてその決めポーズや印象的なシーンを原画といい、その絵を担当するのが「原画マン」。監督や脚本家の意を汲み、ストーリーや企画に沿ったキーポイントにあたる絵を描くことが望まれます。

動画マンはメカだらけの画面や、豆粒のようにたくさんの群衆がいるような中割の絵を1日に何十枚も描かなければならない場合があり、いやでも画力が上がっていくのが通常です。実力がつけば、原画マンへと昇進することができます。

対する原画マンは、絵コンテから確実に演出意図を読み取り、キャラクターに密度のある演技をさせたり背景のレイアウトを描き起こしたりすることが重となります。パラパラマンガの出だしと終わりを担当するようなものなので、余計な画面があると動画の数を不要に増やしてしまうことにもなり、その後の作業を決定する大事な役割です。

動画マンから原画マンへの昇格は、個人差もありますが画力次第で1〜2年後から任されることが多いようです。

フリーでも働けるアニメーター

アニメ制作会社やスタジオに所属せず、フリーランスで活動しているアニメーターも業界には存在します。
現在アニメは驚くほど多くの作品数が制作されており、アニメーターは割と安定した受注が見込めるという状態。そのため今後もしばらくの間は、フリーのアニメーターでも食べるのには困らない状況とはいわれています。

しかし、フリーの場合は営業や請求・申告業務なども全て1人でこなさなければならないため、事務仕事にもある程度長けている必要があります。

ちなみに、アニメのエンドクレジットで海外のアニメーター名が数多く載っているのを見たことがある人もいるかもしれませんが、今やアニメは主にアジアへの外注増加による国際分業化が進んでいます。フリーのアニメーターはそうした事情も踏まえ、実績を積み、いつでも画力やスピードなど万全なコンディションでいられるよう努力し続けることが重要です。

アニメーターになるにはどうすればよい?

では、アニメーターになるにはどうしたらよいのでしょうか。

アニメーターになるために特別な資格というものは必要ありません。
ただし、現場のアニメスタジオは多忙の極みなので、作品制作における基礎知識や最低限のデッサン力、画力がなければ作業についていけません。
そのため、実際にデッサンの練習を積んで先生に講評をもらうことができ、どのような過程を経てアニメーションが制作されるのかを学べる専門の学校に通っておくことは非常に有効です。

何より、養成所や専門学校・スクールであれば、アニメスタジオの求人がかかりやすいという絶対的な強みがあります。就職の直結ルートがあるということは、昔の持ち込みオンリー時代に比べてアニメーターへの道が大いに開拓されているという印。しかもスタジオにとっても、一定レベルの実力があることを確認して採用できる安心感があるというわけです。

詳しい受験資格や実績などについては、各校のホームページなどで確認しましょう。

どんな人がアニメーターに向いている?

アニメーターに必要なのは、1にも2にも画力です。
キャラクターを魅力的に描けるかといった基本事項、苦手なポーズや構図の攻略はもちろん、動物・静物・背景描写に加えてメカや特殊効果までの作画力を問われます。

また、静止画だけでなく「動画として動かすこと」の意味が理解できていないとアニメーション制作は不可能。着色や画像・映像処理に関する知識も持っていなくてはならず、昨今ではデジタル技法のノウハウを習得していた方が有利とされます。

しかし、労働環境には厳しいものがあり、寝る間を惜しんで制作にあたることのできる体力・精神力と忍耐力、数をこなすスピードもアニメーターの必須条件となります。

なお、スタジオの同僚とは滞在時間の長さに比例して、四六時中顔を合わせていることに。お互いにコミュニケーション能力が高ければ、それだけ団結力のある、優れた職場環境になるといえるでしょう。
個人仕事だけでなくチームで動く職場ですので、人となりはよいに越したことはありませんよね。

アニメーターは動画マンから原画マンへと昇格し、そこから作画監督や演出家へとステップアップできる可能性も十分にあります
そうすれば自身の世界観が反映された作品を世に送り出すことにもつながり、さらには会社を立ち上げたり、世界的に活躍するアニメ監督へと夢を拡げていくこともできるのです。

現在のアニメ人気に後押しされ、ゆくゆくは独自の人気作品を生み出すため、また日本のアニメーションシーンをより大きくしていくため、あなたもぜひアニメーターを目指してみてはいかがでしょうか。

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